ひろこの履歴書 第8話

第8話|ジュニアクラブとパターだけ

ゴルフを知らなかった私が、最初に若林のことを「すごい、これは面白い!」と思った話をさせてください。

初めてのYouTube撮影で、知識が少ない私は「まずは、7番アイアンを買えばいいんでしょ?」と言ったら、「違う」と。

「ジュニアクラブを1本とパター。その2本だけでいいよ」

本当にその2本だけ買って、そのままコースデビューしました。

クラブの本数は少なくていい。
難しいクラブを使わなくていい。

彼女の考え方は、理にかなっていました。

そして気づいたんです。
「むずかしい事をできるだけシンプルにしてやさしくする。」
これは、私が今まで仕事で大事にしてきた考え方と似ている。
「考えてみれば、その通りだよね」と納得する考え方だからスッと受け入れられるし、心地良いんだと。

私はコーチという職業柄、「ゴールを決めて、そこから逆算する」という考え方が染み付いています。
ゴルフも同じ。
目標に対して、何をすればいいかを逆算していく。
異業種だと思っていた2人の考え方が、根っこで重なった瞬間でした。

それが、いまの「逆算ゴルフ」のもとになっています。


このクラブ2本から始めたのには、理由があります。 
逆算ゴルフで伝えている順番は、

『当てる → 狙う → 飛ばす 』

当てられていないのに、狙うことはできません。
狙えないのに飛ばしても、遠くへ曲がるだけです。   

でも多くの方は、いきなりドライバーなどの長いクラブから始めています。つまり、当てる前に飛ばそうとしている。
だから、おかしなことが起きるんです。 

もうひとつあります。
いきなり大きい動きから覚えると、戻る場所がありません。
調子を崩したとき、どこに戻ればいいのか分からなくなります。
練習量がスコアに結びつかない方の多くが、ここでつまずいています。 

小さい動きから、大きい動きへ。
先に基準をつくってから、広げていく。
この順番を逆算すれば、スコア100は切れます。


2人でいると、話は尽きません。そしてその大部分が、ゴルフの話。
中でも一番の話題は、いつもレッスンのこと、受講生のことです。

冗談まじりに「レッスンの前に、〇〇さんのことを2人でずっと考えてたんですよ」と言うのですが、これは本当のことです。

このレッスンで何が得られたらいいのか。この人はどうなったらいいのか。
難しく考えてしまって迷っているゴルファーに、もっとわかりやすくするにはどう伝えたらいいのか。
もっとシンプルに。
もっとやさしくするには…
レッスンの前に2人で考えて、ときにぶつかり合う。
そこまでを2人で作って若林を通して伝える。

そうすることで、ベストなレッスンに近づけることを、私たちは知っています。

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