ひろこの履歴書 最終話

最終話|残りの100回を、楽しい時間に。

逆算ゴルフのプログラムは、3ヶ月で6回です。
でも、私たちが本当に届けたいのは、その6回ではありません。

レッスンとレッスンの間にある、90日間の時間です。

練習に行ったけれど、何をすればいいかわからなくなる。
前回教わったことが思い出せない。
忙しくて2週間クラブを握らない。

そうやって、次のレッスンまでの時間が空白になってしまう。
多くの人が上達しないのは、才能やセンス、知識や努力不足でもなく、この空白の時間のせいなのです。

だから私たちは、この90日を設計しました。

  • 毎日の記録を送っていただき、必要なときにこちらから声をかける。
  • 週に一度、その週に何をして、何が変わったのかをまとめてお返しする。
  • レッスンの内容は動画にしてあるので、いつでも見返せる。

ひとりで迷う時間を作らないための仕組みです。

もうひとつ、私たちが取り入れているものがあります。コーチングです。
ゴルフがうまくいかないとき、原因が技術であることは少ないとレッスンをしていて感じます。
みなさん、技術はしっかり持っています、と若林はよく言っています。

時間が取れない。
何を目標にすればいいかわからない。
うまくいかない日が続いて、自分に苛立つ。

いわゆるPDCAサイクルがうまく回せていない。
この部分に手を入れないまま技術だけを教えても、続かなくて諦めてしまう。
私はコーチとして、この部分を担当しています。

何をどこまで目指すのか。
そのために何を習慣にするのか。
うまくいかない時期をどう越えるのか。

技術の外側にあるものを一緒に整えるのが、私の役割です。

30年前、私は手書きだった業務をシステムに変える仕事をしていました。仕組みがないと、毎回ゼロから考えることになる。
それがどれだけの時間を奪うかを、私は知っています。それはゴルフも同じでした。

感覚に頼るのをやめて、順番を決める。
記録を残して、変化を見えるようにするということが大切なのです。


「アマチュアの人には、苦しんでほしくない。それは私がゴルフに苦しみ続けたから」

これは、若林の心からの言葉です。

回り道をせず、新しいことができるようになる楽しさを味わいながら、ゴルフをしてほしい。
せっかくのラウンドを、良い時間にしてもらいたい。
限りある時間を、つまらなく苦しいものにしてほしくない。

年間10回ラウンドするなら、10年で100回。残りのラウンドは、思っているより少ないかもしれません。 
残りの100回を、どんなラウンドにしたいですか?

むずかしいゴルフをシンプルに楽しく。
すべてのゴルファーが、挑戦したくなる世界をつくる。

それが、私たち2人の願いです。
プロゴルファーとして挫折を味わった若林と、ゴルフを知らなかった会社員だった私。
そんな2人が5年かけて作ってきたのが、いまの逆算ゴルフです。 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。


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