先日、1DAYラウンドレッスンに参加した感想をくださった泉妻さん。
今回は、コーチの若林が感じたレッスンの時の様子をご紹介したいと思います。
元高校球児
ドライバー飛距離230y前後
ボディメンテナンスサポートの代表取締役
平均スコア100前後
お悩みは特になし
これは、 オンラインでの事前ヒアリングでお話を伺った泉妻さんの情報です。
大学生時代はゴルフ場でキャディのバイトをしながらプロや研修生と一緒に汗を流した経験もあり、ゴルフの知識・経験も十分。現在はエンジョイゴルフで、お悩みも特になし。強いて上げるならばドライバーでのペナルティやトラブルがスコアを崩しているとご自分では分析されていました。
お知り合いに誘われてのレッスン参加ということもあり、今更、真剣にゴルフに向き合う気はなかったようにも見受けられました。
私としては、オンラインでお話しを伺っただけでも技術的なパフォーマンスは十分にあると感じていたのでどんなゴルフをされるのかと、当日を楽しみにしていました。
当日、球を打つ姿を見た印象は、スコア100以上のゴルファーじゃないなと、私は違和感を感じました。
何か原因なのか?
スコアに取り組まない理由が何かあるのかな?
そんなことを思いました。
アプローチのレッスンで、ご自分のスイングで意識している箇所を明確にし、スイング中どこを意識したらいいかポイントを絞っていきました。
予定時間より早く進んだので、苦手としていたバンカー練習も追加。
苦手な理由を言語化するとどうすればいいかが明確になり、「自分だけのキーワード」を言いながら打ってみると簡単に脱出!
再現性が高くなり「バンカーが怖くてピンを狙うのを避けていたがもう避けなくてもいい」と戦略にバリエーションが加わりゲームの幅が広がった様子でした。
レッスンが進むにつれ、どんどん泉妻さんの表情に真剣さが出てきました。
午後のハーフラウンドの立ち上がりは、ミスが出ることもありましたが、その後はさすが!
ラウンドレッスンで何がしたいのか?そのためにどうするのか?を心得ているので、ミスしたことを修正しながら進み、中盤からナイスショットを何度が打てて手応えを感じていたように見えました。
果敢にピン方向を狙っていけるという自信に繋がり、結果としてそれまで起きていたミスが減り、自信がついたバンカーはラウンド中に入ることがなかったという嬉しい誤算!(バンカーに入らないので、わざと入れてました 笑)
コースでプレッシャーを感じながら、自らの意思のあるショットの手応えは、体に染み込みます。何百球も練習するより効果的です。最終ホールではしっかりご自分の言葉で言語化してルーティンまでバッチリ決まりました。ここまで決まればマネジメントに集中できるのでスコアメイクに意識が行きやすくなると思います。
新しい技術を身につけるには、日々の練習やラウンドで試し修正、反復することが必要で、大体3ヶ月くらいかかると私は思っています。
「ここでの練習は、打ちっぱなし100時間より価値がある。」アマチュアシニア大会の優勝を目指すクライアントが言ってくれた言葉です。
魔法の様に一瞬でゴルフのテクニックが上がることありませんが、どんな環境で、何を練習するかをしっかり選ぶことで、上達の早道に繋がると思います。
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