若林です。
6月29日から7月2日まで開催していた資生堂レディスオープンへ、トータル11人の方と一緒に観戦してきました。トーナメント会場に足を運ぶことがあっても純粋な観覧者として女子トーナメントをじっくり観戦するのは実に20数年振りのことでした。じっくりと、いつもと違った目線でトーナメント中のプロを観察してみると色々と面白い発見がありました。
今回ご一緒した方々はプロゴルファーのスイングを初めてみるという初心者からゴルフ歴が長いベテラン勢まで様々。ゴルフのレベルによって視点も違うのでそれぞれに合わせた楽しみ方を意識しました。結果、誰よりも堪能したのは私だったかもしれません。
会場のアクセスの良さもあり、ギャラリーは初日で4千人、最終日は8千人以上の人が詰めかけとても盛りあがりました!
ここからは、プロゴルファー若林が感じたトーナメントの様子をお話したいと思います。
最終日スタート前の練習風景。選手の様子を見ていると、最終組で回る藤本選手の表情の硬さが見えました。また、最終組の1つ前で回る桑木選手の豪快な1番ティショットなども印象に残っていました。
その後、最終18番のグリーン横で上がってくる選手を見ていましたが、スタートで豪快に振り切って飛ばしていた桑木選手は勢いそのままトップタイでフィニッシュ。表情が硬そうだと思っていた藤本選手は最終日スコアを伸ばせず11位タイという結果でした。個人的に注目していた双子の岩井明恵選手は最終組で回っていましたが一打及ばず。
試合は、櫻井選手と桑木選手のプレーオフになりました。
勢いがあると感じていた桑木選手がプレーオフの1ホール目ティショットを曲げて2打目も寄せきれず苦しい状況に。スタートホールより飛距離が出てなかったようなので、勝ちたい気持ちが強く、力んでいるのかな?と想像しつつ、もう1人の櫻井選手はひょうひょうとした様子に見えたので勝負の流れは櫻井選手にあるように私は感じていました。(すごく緊張していた、と後の記事でよみましたが)
あれ?と思ったのは、プレーオフ1ホール目で櫻井選手がアプローチを寄せた後、短いパットを先に沈めてしまったところ。通常、トーナメントの優勝を決めるウイニングパットは入れずに残しておくもの。最後にいれるものです。それをサラッと先に入れたので「もしかして、優勝経験ないのかな?」そう感じました。
結果、桑木選手がパーパットを決めたので、そのままプレーオフは2ホール目に突入。この若き2人のプレーオフをギャラリーは帰路を急ぐでもなく優勝の行方を見守りました。その優勝の行方は、フェアウェイ真ん中からピン奥につけた櫻井選手がバーディチャンスを見事沈めて、バーディフィニッシュで初優勝を飾りました。直後、グリーンサイドで負けた桑木選手が号泣する姿を見てこの悔しさをバネにこの先、すぐに勝ちそうだな、とすっかり桑木ファンになっていた私(笑)
テレビやネットでLIVE中継されるようになりましたが、現役プロの技やスイングを間近で見るのはいい刺激になりますね。私自身、やはり生で見た方がイメージが湧きやすいという新たな気づきもありました。実際に帰宅してからすぐに打ちたくなり、練習に行きました(笑)
また来年の資生堂レディスオープンも観戦したいと思います!皆さんもお住まいの近くでトーナメントが開催されたらぜひ生で観戦してみてください。
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