家や車は、オーナーのメンテナンス次第で寿命が変わります。では、あなたのカラダのオーナーは誰でしょうか？

あなたのカラダをいたわり、大切にできるのは他の誰でなくあなた。オーナーのあなたの扱い方によって、時が経てば経つほどカラダの状態には違いが出てくるはず。いつもがんばって動いてくれている頭、首、肩、腰、背中、その他にも腕、手、指、お腹、おしり、もも、ひざ、ふくらはぎ、足、足の裏…。カラダにはたくさんのパーツがあります。

大事な人やモノと同じようにあなたのカラダを大切に扱ってあげて欲しい。自分の骨格に合った、自分が本来動かしやすいカラダの使い方を知って、丁寧にカラダを扱っていきましょう。

人は脳が地面と水平に保たれないとカラダは緊張して硬くなる傾向があります。

硬いカラダというのは、あまり嬉しくない影響を及ぼします。転びやすいなどケガにつながる、代謝が悪くなる、思考もカタくなる。緊張して硬くなったカラダを緩めるには脳を安定させる必要があります。

そのために、関節の繋ぎ目の５つのポイントを直線上に揃えていきます。

ポイントを直線上に揃えられた状態を「軸を揃えた状態」と言います。すると緊張が緩み、カラダ本来の動きを行いやすくなります。ここで、とても大切なのは、土踏まずでしっかり立つ事です。

「しっかり立つこと」は当たり前すぎて、ピンとこないかもしれません。しかし、意外とできていないのです。

地面に対して骨盤、肩甲骨が垂直になるように土踏まずで立ち、脳の水平を保ち、動くことでカラダが緩んでいきます。

JIKU基盤のメソッドは４スタンス理論がベースになっています。私が４スタンス理論に出会ったのは2011年。女子プロゴルフ協会での勉強会のことでした。

私の師匠はプロテストに合格する前年に他界。全信頼をおいていた指導者を失った私は、その後プロゴルファー、トップアマチュア、レッスンオブザイヤーのティーチングプロなど一流と呼ばれる6人の指導者の教えを受けます。ですが、結果的にクラブが下ろせなくなるイップスになってしまいます。試合でボールをなんとか打っても信じられないような打球がでてしまう。迷いの中で苦しみもがいた私は、なんとか元に戻そうとあらゆる事を試していきました。

その中で出会った４スタンス理論。その理論に納得し取り入れたことで、劇的に改善。そこから学び続け自らのカラダで試し、今に至ります。

振り返ってみると、私が受けた6人の指導者のうち、はじめに師事した師匠だけが同じタイプ。その後の指導者は全てタイプが違った故に、カラダが本来の使い方をされずにイップスを引き起こしたのではないか？と今では考えています。

その長くて辛かった経験から、このJIKU基盤は生まれました。同じようにカラダの痛み、苦しみに悩まされている人。本来の使い方ができておらずにカラダに不具合が出ている人の役に立てたらと思っています。

〈経験・実績〉

４スタンス勉強歴12年。マスター級トレーナー歴11年。

関わった人数は延べ1500人以上。女子プロゴルファー向け勉強会5年開催。